『一定期間の見直しは必須』(マンション管理センター・3/14特別セミナー) ~長期修繕計画・修繕積立金の意義を解説~

投稿日:2023年04月01日 作成者:右田 順久 (527 ヒット)

公益財団法人マンション管理センターは3月14日、東京都千代田区で日本教育会館で特別セミナーを開いた。
第一部ではスペースユニオン1級建築士事務所の奥澤健一代表が「大規模修繕工事と修繕積立金の意義~長期修繕計画作成ガイドライン等改訂を踏まえて~」のタイトルで講演をした。

奥澤代表はまず、長計が必要な理由を解説。建築材料や設備機器は修繕が必要な時期や周期に違いがあるため、ばらばらの素材に対する修繕を場当たり的に実施すると「経済性・合理性・居住者への生活利便性への悪影響が出る」と指摘した。
修繕時期や終期を「ある程度集約することで経済性や効率性を高めたり、居住者の生活障害を低減するために長計は必要」と解説した。
長計の見直しについては「時期や工事費は変わっていくため一応の目安に過ぎない必ず実行しなければいけないものでもない。社会・経済情勢なども変わる」とし、「一定期間での見直しは必須」だと訴えた。

(マンション管理新聞:令和5年3月25日付の記事より)


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