「認定数が100件を突破」<管理計画認定制度・閲覧サイト掲載物件>~平均築年数、23.7年。横浜が17で最多~

投稿日:2023年08月01日 作成者:右田 順久 (1021 ヒット)

昨年4月にスタートしたマンション管理計画認定制度。公益財団法人マンション管理センターの専用閲覧サイトで公表される管理計画認定マンション数が7月14日付で100件に達した。
24日時点での掲載数は103件に上っている。制度開始から1年3か月での3桁到達となった。
認定マンションの6割は「マンション管理適正評価制度」の登録も行っていた。

認定数上位の自治体

順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 6位 6位
自治体名 横浜市 名古屋市 所沢市 神戸市 大阪市 浜松市 熊本市 京都市
件数 17 10 7 6 5 4 4 4

(令和5年7月24日現在)

 

管理計画の認定を行った自治体は町村部を含めると2件4区32市。
都道府県別に見ると最も認定数が多いのは神奈川県で24件。東京都17件。愛知県11件と続く。10件を超えているのは、この3都県のみ。認定マンションが存在している中で、数が最も少ないのは北海道、岩手・岡山・和歌山県の4道県で1件。
自治体別では、認定数の1位は横浜市で17件。2位は名古屋市で10件、3位は所沢市で7件だった。(上表を参照)
認定数が10を超えているのは横浜・名古屋市。認定数が1の自治体は18市あり、全体の半数近きに上る。
政令市は20市中16市で認定マンションが出ている。7月に制度を開始した千葉・広島市に加え、新潟・相模原市ではまだ認定マンションは出ていない。
東京都23区では板橋・台東・墨田・港区で認定マンションが誕生している。
竣工年別に見ると、1971年~80年が10件、81年~90年が23件。91年~2000年が21件、01~10年が20件、11~20年が28件、21年以降が1件。認定時、築40年以上のマンションは17件あり。認定時の築年の平均は23.7年だった。
認定マンションの中で最も古いのは横浜市の「竹山16-2住宅」、名古屋市の「大蔵ハウス」で1971年。
戸数規模で見ると、最も多いのは31~50戸で19件、76~100戸の18件、51戸~75戸が15件で続く。最も戸数が多かったのは、宝塚市の「中山五月台住宅団地」で790戸。最も戸数が少なかったのは八王子市の「ヴェルドミール大和田」で13戸。
一般社団法人マンション管理業協会の「マンション」管理適正評価制度」に登録しているのは103件中60件。全体の58.3%を占めた。評価は星五つが49件、星四つが11件。満点の100点を獲得したのは9件だった。

 

(マンション管理新聞:令和5年7月25日号の記事より抜粋)


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