73.7%が診断実施「旧々耐震」~都の緊急輸送道路沿い・管理協~
投稿日:2014年05月19日 作成者:右田 順久 (2072 ヒット)
一般社団法人マンション管理業協会(管理協)は5月13日、第4回「旧々耐震基準マンション耐震化フォローアップ」の実施結果を発表した。対象は3月31日時点の会員386社のうち131社。前回調査から5社増えた。調査期間は2月27日~3月31日。今回のフォローアッ対象は前回比1管理組合減少の928管理組合(2323棟・9万2戸)で今回からは戸数も示した。耐震診断では簡易・精密診断のいずれか実施で、250組合(前回比8組合増)/585棟(同61棟増)、実施率は26.9%(同0.9ポイント増)と25.2%(同2.7%増)だった。耐震改修は64組合で前回から2組合の増加。
東京都の特定緊急輸送沿道建築物の指定状況は前回同様95棟が対象。実施済みは70棟(同6棟増)、実施率は73.7%(同6.4%増)に上がった。診断実施済みのうち、「耐震性能十分」と判定されたものは3棟。「耐震性能不十分」は40棟。「耐震改修実施済み」は9棟。次回の調査は大阪府等へ調査範囲を拡大予定。(マンション管理新聞5月15日付)
注)旧々耐震基準は1971年以前に建築確認を受けた建築物が対象であり、旧耐震基準(1981年以前)より古い。混同ご注意。